レニン阻害薬のゴロ、覚え方

レニンの国のアリス

「レニン」の国の「アリス」
直接的レニン阻害薬:アリスキレン

エイプリルフールであせる

エイ「プリル」フールで「あせ(ACE)」る
ACE阻害薬:〜プリル系・・・カプトプリル、エナラプリルなど

あたい、サルタン

あたい(AT1)、サルタン
AT1受容体阻害剤(ARB):〜サルタン系・・・ロサルタン、オルメサルタンなど

レニン阻害薬の解説

降圧薬の1種であるレニン-アンジオテンシン系阻害薬の総称である。

ACE阻害薬はブラジキニンの分解を阻害する。(96回-135, 92回-134)
ブラジキニンが増加し、副作用として空咳を生じる。(94回-134)
その理由はアンジオテンシン変換酵素、別名キニナーゼⅡがブラジキニンの分解も行っているから。

ちなみに、キマーゼというACEとは別の酵素が、ACEと同様の作用を持っている。これはACE阻害薬によって阻害できないため、ACE阻害薬だけではレニン-アンジオテンシン系を完全には抑制できない。

AT1受容体遮断薬には上記の作用がないため、空咳は生じない。
「焦ってむせる」と覚えておけばよいだろう。 (95回-134, 90回-132)

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