【Q&A】小児における抱合能発達の順序は、グルクロン酸と硫酸抱合でどちらが早い?

勉強Lineグループで参加者同士の質問をまとめていくシリーズ。今回は、薬剤の「小児で抱合能獲得の順番」の考え方や覚え方について。

【質問】小児で抱合能獲得の順番を迷ってしまう

薬剤の範囲で質問ですが、小児におけるグルクロン酸抱合能発達と硫酸抱合能発達をよく比べられると思うんですが、どちらが早いか遅いかどう覚えていますか?

【回答1】グレイ症候群と絡めて覚えてみては?

小児はグルクロン酸抱合能の発達の方が遅いです。

クロラムフェニコールは、グルクロン酸抱合で代謝されるのでグルクロン酸抱合能が未発達な小児に投与すると代謝されません。なので、グレイ症候群を引き起こしますよね。こちらの知識と絡めて覚えてます!

【回答2】身体にとって必要なのはどっちかで考える

D-グルクロン酸
→グリコサミノグリカンの原料の一部
→抱合にグルクロン酸使うよりグリコサミノグリカンの生成の方に使いたい
=グルクロン酸抱合能発達は硫酸抱合能発達より遅い

グルクロン酸で糖だし活性硫酸よりも体に必要だから、抱合に回す余裕はない。というある意味こじつけに近い形で覚えました…

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