第104回薬剤師国家試験お疲れさまでした。感想をTwitterでみていると、「訴えに驚き病室から立ち去る!?」「とうとう禁忌肢が来たか」「新傾向多すぎる!!」など色んな情報が飛び交っていますね。内容は今後精査するとして、受験生の注目は合格率になってくると思います。
そこで難易度と合格率を推計するため、第104回薬剤師国家試験の自己採点システムを利用した予備校各社の総評動画や厚労省の資料を調査し、第97回〜第104回薬剤師国家試験の得点率、60%以上の正答率の問題数を使用し分析してみました。
第104回薬剤師国家試験の得点率を回数別で比較し合格率を推測
予備校の総評動画では、6年制が受け始めた第97回薬剤師国家試験からの得点率と合格率の全体的な比較をざっくりと理解できるものがあまり無い。そこで、薬ゼミ・メディセレの第104回薬剤師国家試験の速報得点率を利用し、合格率を推測することとした。
第104回薬剤師国家試験の合格率は、第102回レベルの難易度か?
薬ゼミの総評動画が上がったので、こちらの回数別平均総合得点率、合格率の比較からみていこう。薬ゼミ総評動画では、104回以外は厚労省の実際の得点率を上げているが、第104回と適切に比較するため過去の自己採点システムの情報を用いて比較することとした。第98、99回は厚労省より情報を取得した。
全7回の薬剤師国家試験の必須・理論・実践の総合得点を比べると、第102回薬剤師国家試験の合格得点と同程度であり、103回よりは難易度は低くなったと考えられる。これらから合格率は72%前後と推測される。
メディセレの速報値をみても、全7回の薬剤師国家試験の必須・理論・実践の総合得点(速報値)を比べると、第102回薬剤師国家試験の合計得点ほどだとわかる。特に必須問題は98回と同等で得点が取りやすかったのではないかと思われる。
正答率が高い問題数の比較し、難易度を分析し合格率を推測
次に難易度から分析するため、の正答率が「60%以上」の問題数を比較した。
正答率が60%以上の問題数を見ても、第104回薬剤師国家試験は難易度はやさしくなっていることがわかる。みんなが正解できる問題を順当に正解できることが求められた。
第102回薬剤師国家試験の合格率は72%程度と推測される
これらの結果からあくまで推測でしかないが、難易度は第102回レベルであり、合格率は72%前後になると思われる。ただし廃問の問題数や、相対評価により厚労省が合格得点率を下げることも考えられる。Twitterでも書いたが、最終的には厚労省の合格発表を待つのみ。諦めるのはまだ早いかもしれない。
【224点で諦めたら試合終了】
・第102回は相対評価で合格点数は63.6%だった
(682点満点、434点以上が合格:下記画像参照)
・予備校速報なので最終判断は厚労省
・気が休まらないなら内定先や親にホウレンソウはした方がよい
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