薬理の最初の分野で覚えるのに苦労するのは受容体だと思います。イオンチャネル内蔵型受容体の対応するイオンチャネル。そして、Gタンパク質共役型受容体(Gq、Gs、Gi)と対応する受容体の関連付け。
各Gタンパク質受容体の語呂合わせなどは参考書に紹載ってますが、一気にまとめて覚えられる方法を紹介します。
Gタンパク質共役型、イオンチャネル内蔵型受容体をまとめて覚える方法
この方法はGタンパク質受容体と、それに対比する受容体を別々に覚えます。そして、両方のゴロを重ねる事で全てをまとめて語呂合わせとして覚えよう。という方法です。
書き方としては、
①ゴロ
②Gタンパク質
③受容体
④ゴロ(頭文字)
となっています。
全て覚えられなければ、上の5-HT受容体まで覚えておくだけで、受容体の問題は選択肢の絞り込みが出来るはずです。それでは、覚え方を説明していきます。
① Gタンパク質とイオンチャネルをゴロで覚える
まずは、Gタンパク質とイオンチャネルに関して語呂合わせを作って、何も見ないでも書けるようにします。
「略語」
q:Gqタンパク質共役型受容体
i :Giタンパク質共役型受容体
s:Gsタンパク質共役型受容体
chan:イオンチャネル内蔵型受容体
② 受容体を覚える
次に、受容体に関しての語呂合わせを何も見ないで書けるようにします。
「略語」
α :アドレナリンα受容体
β :アドレナリンβ受容体
M :ムスカリン受容体
H :ヒスタミン受容体
V :バソプレシン受容体
D :ドパミン受容体
5-HT :セロトニン受容体
GABA :GABA受容体
AT :アンギオテンシン
B :ブラジキニン
ET :エンドセリン
Nn,Nm:ニコチン
IP :プラスタノイドIP(PGI2)
A :アデノシン受容体
③ 両方を合わせて覚える
上記の2つの文章を上下に合わせると、受容体をまとめて覚える事ができます。薬理で受容体の問題が出て来た時は、これを問題用紙の片隅に書いておくと非常に分かりやすいです。
受容体(薬理)関連の語呂合わせ
・細胞膜受容体の細胞膜貫通回数のゴロ、覚え方
・Giタンパク質共役型受容体のゴロ
・Gsタンパク質共役型受容体のゴロ
・Gqタンパク質共役型受容体のゴロ