ノルアドレナリンの生体反応(受容体親和性)のゴロ、覚え方

阿部がいじいじ、ノリノリでケツがあがれば心は落ち着く

ノルアドレナリンを投与した際の生体反応の受容体親和性は、
阿部がいじいじ:α1>α2>β1>β2
ケツがあがれば:血圧上昇
心は落ち着く :心拍数減少

受容体親和性:α1>α2>β1>β2。β2受容体にはほとんど作用しない。 血圧上昇は、α1受容体刺激を介する。 心拍数減少は、圧受容器反射による心拍数低下がβ刺激を上回る。※アドレナリンは受容体親和性に差がない。(α1=α2=β1=β2)

演習問題

ノルアドレナリンを投与した際の生体反応について、正しい記述はどれか。
① アドレナリン反転を生じる
② α1受容体に対して親和性がない
③ 心拍数を増加させる
④ 血圧を上昇させる
⑤ α2受容体の刺激により遊離が促進される

答え・解説

答え:④ 血圧を上昇させる。

① β2受容体に対する親和性がないため血管拡張が起こらず、血圧は低下しない。
② α1受容体に対して親和性が最も高い。α1>α2>β1>β2
③ 血圧上昇に伴う圧受容器の反射で迷走神経が活性化されるため、心拍数は下がる。
④ α1受容体刺激により、血圧が上昇する。
⑤ α2受容体の刺激により遊離が抑制される。クロニジン等はこれを利用した降圧薬である。

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