コロニー刺激因子の覚え方、ステム「-stim」(〜スチム)

「-stim」(〜スチム)は、コロニー刺激因子(●-CSF)に共通するステムです。コロニー刺激因子は骨髄細胞に作用して半固形培地で血液細胞のコロニー形成を促進する造血因子の総称。サイトカインの一種です。

「-grastim」(顆粒コロニー刺激因子(G-CSF))

フィルグラスチム、レノグラスチム、ナルトグラスチム
→癌化学療法後の好中球減少症治療薬や造血幹細胞移植時の好中球数増加促進に用いる。

「-mostim」(マクロファージ刺激因子(M-CSF))

ミリモスチム
→顆粒球減少症治療薬

例外

ロミプロスチム(血小板造血刺激因子)
→トロンボポエチン受容体に結合し、巨核球前駆細胞由来のコロニー形成を促進させる。特発性血小板減少性紫斑病に用いられる。

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