薬理を勉強していると、循環器治療薬やその他多くの場所で、正常時に細胞の内側に多いイオンと外側のイオンについて、知識が無いと解けないことがあります。逆に、外側に多いイオンを知っていれば文章の時点で解ける事も。
なので、イオンの濃度の覚え方を考えてみました。
細胞内濃度 (mEq/L) | 細胞外濃度 (mEq/L) | |
---|---|---|
Na+ | 15 | 140 |
Ca2+ | <0.0002 | 4 |
Cl- | 4 | 115 |
HCO3- | 10 | 24 |
K+ | 140 | 4 |
外から中にくる
な :Na(ナトリウム)
かに:Ca(カルシウム)
くる:Cl (塩素)
※細胞の外側に多いイオンは、Na+(ナトリウムイオン),Ca2+(カルシウムイオン),Cl-(塩化物イオン)。CaとKを間違いやすいが、「かに」なので、「Ca2」と覚えれば、Kは1価なので違いがでる。
Cellになかった
Cell:Cl
にな:Na
か :Ca
った:炭酸イオン
※Cellにない→細胞内にないという意味なので,細胞外濃度の方が高いイオンは,Na+,Ca2+,Cl-,HCO3-ということ。
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