蛍光光度法のゴロ、覚え方

けくれの逆はストークス

け:蛍光波長
く:<(より大きい)
れ:励起波長
の逆は
ストークス:ストークスの法則

※蛍光波長<励起波長ではない。 励起波長<蛍光波長であり、これをストークスの法則と呼ぶ。 蛍光とは発光、発色を指す。蛍光光度法は可視光領域を用いた分析法といえる。 

ケイコのレース、レイコのケース

蛍光波長を固定して励起波長を移動:励起スペクトル
励起波長を固定して蛍光波長を移動:蛍光スペクトル

蛍光光度法についての演習問題

蛍光光度法について、正しい記述はどれか。
① 蛍光スペクトルの極大値は、励起スペクトルの極大値より長波長側にある。
② 蛍光波長を固定しておき、励起波長を変化させて蛍光強度を測定すると、蛍光スペクトルが得られる。
③ 蛍光強度は、希薄溶液では、量子収率に反比例する。
④ 蛍光強度は、通常、温度に比例する。
⑤ リン光は、蛍光よりエネルギーが大きい。

解答、解説

答え:① 蛍光スペクトルの極大値は、励起スペクトルの極大値より長波長側にある。 
蛍光スペクトルに関しては、まずこの問題の選択肢をおさえておくとよいだろう。

以下のように訂正できる。
① 蛍光スペクトルの極大値は、励起スペクトルの極大値より長波長側にある。
② 蛍光波長を固定しておき、励起波長を変化させて蛍光強度を測定すると、励起スペクトルが得られる。
③ 蛍光強度は、希薄溶液では、量子収率に比例する。
④ 蛍光強度は、通常、温度に反比例する。
⑤ リン光は、準安定状態を経て基底状態にもどる場合に発せられる光であり、蛍光よりエネルギーは小さい。

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