不意に落ちるトロピウム
不:フルトロピウム
意:イプラトロピウム
に
落:オキシトロピウム
ち:チオトロピウム
る
トロピウム:〜トロピウム
気管支拡張薬の作用機序まとめ
【気管支拡張薬について】《β2刺激薬》→気管支平滑筋のアドレナリンβ受容体に結合、平滑筋を弛緩させ気管支拡張。《抗コリン薬》→アセチルコリン受容体のうち、ムスカリン受容体に結合、副交感神経を刺激し、気管支拡張。《テオフィリン》→茶葉の苦い成分で気管支拡張【呼吸器】 pic.twitter.com/zdL48fWVnw
— 看護師のかげさん(※受験生 (@877_727) 2016年9月21日
気管支喘息治療薬(M3受容体遮断薬)の解説
M3受容体を阻害して気管支ぜんそくに用いる吸入抗コリン薬の総称。 副交感神遮断薬、M3受容体拮抗薬である。
・フルトロピウム
・イプラトロピウム
・オキシトロピウム
・チオトロピウム
それぞれの頭文字および語尾をとって、 「フ」「イ」に「オ」「チ」る「トロピウム」である。
ちなみに全て4級アンモニウム化合物であり、臭化物として用いられる。 M3受容体はGqと共役しており、Gqの機能である。ホスホリパーゼC活性化⇒IP3濃度上昇⇒細胞内Ca濃度上昇⇒気管支平滑筋収縮。これを遮断するから、気管支平滑筋が弛緩する。
副作用には口渇、散瞳、排尿困難など。 もちろん抗コリン薬なので、緑内障や前立腺肥大症には禁忌。