自律神経系に作用する薬であるアドレナリン作動薬は、各種受容体と作動薬と遮断薬の種類が多く医薬品名を暗記することに苦労します。そこで、α・β受容体や選択性に分けてゴロをまとめました。
- α、β受容体作動薬のゴロ
- α1受容体作動薬のゴロ
- α2受容体作動薬のゴロ
- 非選択性β受容体作動薬のゴロ
- β1受容体作動薬のゴロ
- β2受容体作動薬のゴロ
- 間接型交感神経作動薬のゴロ
- その他の交感神経刺激薬のゴロ
アドレナリンの受容体まとめ
【アドレナリン受容体について】プレセデックス、ドブタミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドパミン【循環器】#かげ看 pic.twitter.com/RF8jKCRTQO
— 看護師のかげさん(※受験生 (@877_727) 2016年9月24日
α、β受容体作動薬のゴロ
ドパドパ不倫は刺激があるべ
ドパドパ:ドパミン、ドロキシドパ
不倫は :エチレフリン、ジペベフリン
刺激が :刺激薬(作動薬)
あるべ :α、β受容体
※他に、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドカルパミン(ドパミンのプロドラッグ)
α1受容体作動薬のゴロ
愛したファニーな緑のメット
愛した :α1作動薬
ファニー:フェニレフリン
な :ナファゾリン
緑の :ミドドリン
メット :メトキサミン
※ナファゾリンは、閉塞隅角緑内障に禁忌
α2受容体作動薬のゴロ
兄氏はめっちゃ苦労人グアナたべる
兄 :α2受容体
氏は :刺激薬(作動薬)
めっちゃ :メチルドパ
苦労人 :クロニジン
グアナたべる:グアナベンズ(国試には出てない)
※α2受容体刺激→NAd遊離抑制→交感神経の機能低下、適応は高血圧症
(中枢性交感神経抑制薬)
非選択性β受容体作動薬のゴロ
ハートの全てを急いでプレゼント
ハートの全て:β1もβ2も
急いで :イソプレナリン、イソクスプリン
※イソプレナリンは、高度の徐脈や急性心不全、気管支喘息の重症発作時に使用する
β1受容体作動薬のゴロ
バイクサークルでドブにはまる
バイク :β1
サークル :作動薬
で :デノパミン
ドブ :ドブタミン
にはまる
※心原性ショックにおける心収縮力増強に使用
β2受容体作動薬のゴロ
バニラの作用で照れるトド(動物)
バニラの:β2受容体
作用で :作動薬(刺激薬)
照れる :〜テロール
トド :リトドリン
(動物):動物が入っている
※〜テロール:プロカテロール、ツロブテロール、フェノテロール、サルメテロール
※動物入っている:サルブタモール、トリメトキノール
間接型交感神経作動薬のゴロ
ノアが有利なのは、チラッとエロいあんた見たからだ
ノアが有利なのは:ノルアドレナリン遊離促進
チラッと :チラミン
エロい :エフェドリン
あんた :アンフェタミン
見たからだ :メタンフェタミン
※エフェドリンは、α、β1、β2受容体への作用を持ち気管支喘息にも適応。
その他の交感神経刺激薬のゴロ
魔王が嫌いなアメジスト
魔王が :MAO
嫌いな :阻害薬
アメジスト:アメジニウム
※アメジニウムは、ノルアドレナリンの再取り込み阻害とMAO阻害