第102回薬剤師国家試験の解答速報(予備校比較・廃問予測)

第102回薬剤師国家試験を受験された方、お疲れさまでした。各予備校が、解答速報や自己採点システムを公開していますが、学生が気になるのは、廃問や解答速報が合っているかどうか?ということですね。

そこで薬ゴロでは、各予備校の解答速報を比較してまとめてみました。
(2017年2月27日0:00の情報を元に作成しています)

解答速報のリンクまとめ

【薬ゼミ】第102回薬剤師国家試験 問題・解答速報

【ファーマプロダクト】第102回薬剤師国家試験 問題・解答速報

【メディセレ】第102回薬剤師国家試験 問題・解答速報

解答が違う問題について

問317:薬局及び漬物製造工場における劇物の取扱いについて

102-317
「各社解答」
薬ゼミ「1、4」
メディセレ「1、4」
ファーマプロダクト「1、5」

「選択肢1」
4ページに記載あり。

譲渡手続きについて(法第 14 条、規則第 12 条の 2)
毒物・劇物の販売又は授与に際しては、販売先が毒物劇物営業者(毒物・劇物の製造業者、 輸入業者又は販売業者)の登録を受けているか否かを確認してください。
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000291/291086/201402dokutekisei.pdf

「選択肢4」
9ページに記載あり。

貯蔵について (法第 11 条第 1 項、法第 12 条第 3 項、規則第 4 条の 4 第 1 項第 2 号~第 4 号)
貯蔵する場所に「医薬用外毒物」「医薬用外劇物」の文字を表示してください。
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000291/291086/201402dokutekisei.pdf

「選択肢5」
下記のように規定されているので、ファーマは5を正解としているのかもしれません。

毒物及び劇物取締法施行令
第九章 毒物及び劇物の廃棄
(廃棄の方法)
第四十条  法第十五条の二 の規定により、毒物若しくは劇物又は法第十一条第二項 に規定する政令で定める物の廃棄の方法に関する技術上の基準を次のように定める。
一  中和、加水分解、酸化、還元、稀釈その他の方法により、毒物及び劇物並びに法第十一条第二項 に規定する政令で定める物のいずれにも該当しない物とすること。
毒物及び劇物取締法施行令

問338:エネルギーの計算

「各社解答」
薬ゼミ「3」
メディセレ「5」
ファーマプロダクト「3」

これはなぜ、メディセレが5にしたのか分からず。

102-338

廃問の予測と考察

問67:患者向け医薬品ガイドについて

102-67

各社の正解は「4」としているが、下記のように平成27年3月16日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページとして統合しているので、廃問の可能性がある。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構は平成27年3月16日付で理事長から本会会長宛に「PMDAホームページの全面リニューアルについて」を通知(別添)しました。
この通知は平成27年3月16日に「医薬品医療機器情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp/)」と「独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ(http://www.pmda.go.jp)」を1つに統合するとともに、誰でも使いやすいホームページとなるよう全面リニューアルしたことについて関係者に周知するよう依頼したものです。
PMDAホームページのリニューアルについて 

問288:視力障害の副作用について

102-288

各社正解は「1、4」としている。しかし、イソニアジドの添付文書には「視神経炎、視神経萎縮」があるため、「2」も正解の可能性がある。

「重大な副作用」
9. 視神経炎、視神経萎縮
頻度不明注1)
(症状: 視力低下、中心暗点等)
(処置方法: ビタミンB6投与等)
イスコチン原末/イスコチン錠100mgの添付文書

廃問の可能性が増加?薬ゼミが問288、問317の回答を変更

【追記】(2017.3.4)
薬ゼミが回答速報を変更し、複数回答である見解を示しました。これによる自己採点システム上での変更はありません。厚労省の発表まで分かりませんが、廃問の可能性がありますね。
問288:「1、4」→「1 or 2、4」
問317:「1、4」→「1、4 or 5」

自己採点についてのお知らせ
本日、薬学ゼミナールホームページ内の「第102回薬剤師国家試験解答速報」につきまして、問288、問317の解答の表記を変更させて頂きました。しかしながら、自己採点システムにおける正解は従来通り、問288につきましては「1、4」、問317につきましては「1、4」とさせて頂きます。

ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。何卒、ご理解頂ければと思います。
2017年3月3日

第102回薬剤師国家試験の関連記事

第102回薬剤師国家試験の合格率は71.58%、合格得点率が63.6%と変化
第102回薬剤師国家試験の合格率は約70%前後か!?得点率を比較し難易度を分析した
第102回薬剤師国家試験の解答速報(予備校比較・廃問予測)
薬剤師国家試験の合格基準、足切りの変更点まとめ
参考書や教科書が引っ越し代に!?断捨離には専門買取店がおすすめ

関連記事