気管支喘息治療薬(M3受容体遮断薬)のゴロ、覚え方

不意に落ちるトロピウム

不:フルトロピウム
意:イプラトロピウム

落:オキシトロピウム
ち:チオトロピウム

トロピウム:〜トロピウム

気管支拡張薬の作用機序まとめ

気管支喘息治療薬(M3受容体遮断薬)の解説

M3受容体を阻害して気管支ぜんそくに用いる吸入抗コリン薬の総称。 副交感神遮断薬、M3受容体拮抗薬である。
・フルトロピウム
・イプラトロピウム
・オキシトロピウム
・チオトロピウム
それぞれの頭文字および語尾をとって、 「フ」「イ」に「オ」「チ」る「トロピウム」である。

ちなみに全て4級アンモニウム化合物であり、臭化物として用いられる。 M3受容体はGqと共役しており、Gqの機能である。ホスホリパーゼC活性化⇒IP3濃度上昇⇒細胞内Ca濃度上昇⇒気管支平滑筋収縮。これを遮断するから、気管支平滑筋が弛緩する。
副作用には口渇、散瞳、排尿困難など。 もちろん抗コリン薬なので、緑内障や前立腺肥大症には禁忌。

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